営利事業
ミレニアムシティでは、企業などからの委託で営利事業を行っています。これまでの実績は次のとおりです。
委託名 | 委託者 | 実施期間 |
居住のサステナブルデザイン | 株式会社INAX | 2006年6月~9月 |
長期耐用近隣住区プロジェクトの整備イメージ等に関する検討 | 国土交通省 株式会社市浦ハウジング&プランニング |
2009年9月~2010年3月 |
長期耐用近隣住区プロジェクトの整備イメージ等に関する検討
ミレニアムシティでは、2002年に国土交通省が主幹する研究会「コミュニティ戦略型テーマタウン研究会」に2人の理事長が委員として出席し、NPOの立場からニュータウンの計画づくりに提案をしたことがあります。このテーマタウン委員会の成果は、その後「エリアマネジメント」として事業化されています。
国では、ニュータウンの開発未定地において、このエリアマネジメントの手法を活かした、新しい持続可能なまちづくりを研究することになり、ミレニアムシティにワーキンググループとして参加してほしいとの要請をいただきました。
これは、あるニュータウンの街区において、これまでにない開発手法を用いて、環境に配慮した、持続可能なまちづくりを行うというテーマで提案したものです。「棚田住宅」と「町屋住宅」という2つの住宅タイプを配置し、緑が豊かで、食料やエネルギーもある程度自給できる住宅地を構想しています。
居住のサスティナブル・スタイル
INAXでは、2020年を想定して理想的な未来像をつくり、それを実現するための技術開発をするという部署があります。それまでは「食」と「排泄」、「入浴」をテーマに研究を行ってきましたが、この年には「居住」と「まちづくり」をテーマにすることになり、ミレニアムシティに委託されたものです。
ミレニアムシティでは、有志によるプロジェクトを立ち上げ、アクア・コネクト・シティという提案にまとめました。
アクア・コネクト・シティとは、かつては人をつなぐ役割を持っていた「水」や「お風呂」を、もう一度未来のまちづくりに生かそうという提案です。そして、兵器や超高層ビルなど、持続可能性を考えないで作られた遺物を、新たな役割を持って再生するという提案も含まれています。
この提案は、INAX技術研究所で発表、プレゼンテーションが行われ、エコプロダクツ2006においてブースで発表されました。