スリランカツアー

2010年5月に行ったツアーのご報告です

スリランカのありがとう

井戸セレモニー

村の風景5月10日は、いよいよこのツアーの一番の目的である井戸セレモニーです。
渋滞を避けるために早朝に出発した一行は、首都コロンボ市内を通り抜け山の方角にハンドルを切りました。向かうのはスリランカの古都であるキャンディ近郊の村。スリランカは今が田植えのシーズンで、あちこちの田んぼで田起こしや田植えをやっている風景を見ることができます。
到着した村は、ヤシの森に囲まれた田園の周辺に家が点在するのどかな村です。井戸セレモニー
すでに大勢の人が待ち構えています。小さな子供たちが花束とレイで歓迎してくれました。この井戸セレモニーには地元の45人の幼稚園児とその親も含め150人ほどの人が参加してくれました。
新しく掘られた井戸は直径が1.5mほど。1mの立ち上がりが付けられ、日本の昔の井戸のようにその上に木が組まれて、バケツがぶらさがっています。中を覗くと意外にも水面はすぐ近く、地面から1mほどのところです。バケツを沈めて水深をはかってみると1m以上あり、けっこう水がたまっていることが分かります。水はうっすらと白く濁っています。私たちでは飲むことはできませんが、地元の人はそのまま飲んでいるようです。
近くを見ると3m角ほどの池があります。直接地面から降りていけるようになっていて、洗い場のようにも見えます。井戸の水面と同じであることを見ると、これも井戸かもしれません。縁が高くなっていないので雨水や田んぼの泥水も入ってしまいそうです。このような古い井戸には田んぼの農薬が流れ込むため肝臓を傷めている人が多いそうです。それが新しい井戸で安心して水を飲めるようになると喜んでいただけるそうです。

井戸
古い井戸

歓迎の子供たち さて井戸では、仏教のお坊さんの先導で井戸セレモニーが行われました。ヤシの葉を編んだ灯篭に火を付け、日本から行った8人がバケツを井戸に投げ入れて初水汲みをしました。
続いて会場を集会場に移し、式典が開かれました。すでに椅子が足りなくなるくらい村の人が集まっています。私たちはステージの上に。最前列には着飾った幼稚園の子供たち。
地元の方々やお坊さん、私達の挨拶の後、幼稚園の女の子たちの歓迎の踊りです。見たところ3~4才くらいでしょうか。一生懸命覚えた踊りを披露してくれました。
踊りが一段落すると、いったん子供たちは退場。少しするとまた戻ってきました。見ると、日本の着物のようなものを着ている子供がひとりいます。手には紙で作った扇子。
お母さんたちの合唱に合わせて踊りがはじまりました。歌の内容は、日本とスリランカの友情を歌ったもののようです。この着物も少ない情報の中、日本の着物を一生懸命まねてくださったのでしょう。

子供たちの踊り
日本の着物

サルボダヤの活動は、井戸を掘ることだけが目的ではなく、井戸づくりを通して村人が一致団結する力を持つこと、衛生や仕事などの知識を広めることなどを通して村起こしになるように配慮していることです。このようなセレモニーを開いてくれることに、その成果の一端を見るような気がしました。井戸プレート
さて、井戸には黄色いプレートが付けられています。プレートには、未来ビレッジという言葉が日本語とシンハラ語で書かれており、その上には「世界にあなたの友人がいる、助け合えるときに助け合おう」というメッセージ。そして、今回寄付をいただいた方々全員の名前が書かれています。※プレートの詳しい内容はこちらをご覧ください。
日本の57組の皆さんから一口1000円の寄付を募ってできたこの井戸は、日本からのプレゼントであり、また、地元の皆さんの協力によってできあがったものです。お互いにストゥティイ(ありがとう)という言葉が出てきました。




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